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インテンシブコース特別編 臨床感染症"抗菌薬を大事に使おう" 【質疑応答】

インテンシブコース特別編 臨床感染症"抗菌薬を大事に使おう" 【質疑応答】

 
インテンシブコース特別編 臨床感染症"抗菌薬を大事に使おう"を開催しました。
受講者の方からの質疑に対して、忽那賢志先生からご回答をいただきました。

質問1
・抜歯後抗菌薬投与についてのご意見をいただきたく存じます。(通常歯科ではセフェム系を3~4days処方することが多いです。
回答
アモキシシリンが一般的には推奨されます。
2g 単回投与が推奨レジメンです。


質問2
・あまり広域のメロペネムなどを乱用しない方が良いとおっしゃっていましたが、先生がsepsisやFN以外で使われる時はいつでしょうか。
回答
ESBL産生菌による感染症には第一選択薬となります。


質問3
・抗菌薬の不適切使用に関して、特に着目していくべき病気などはありますでしょうか。
回答
やはりカゼに対する抗菌薬投与が一番介入がしやすいところではないかと思います


質問4
・グラム染色が使える疾患には限りがあるとかアクセスが悪い(診療所レベル)と聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょうか。
回答
もちろん全ての感染症にグラム染色が有用というわけではありませんが、それがグラム染色をしない理由にはならないかと思います。
アクセスが悪いというのも、工夫次第で改善できると思っています。
グラム染色をしましょう。


質問5
・MRSAによる化膿性髄膜炎の抗菌薬使用期間に関して、血培陰性化から4~6週間が目安だとガイドラインに書かれていたと思うのですが、4~6週間後になってもMRI等で良くなっていない場合、使用期間の延長はどのように考えたらよいのでしょうか。
回答
MRSAによる細菌性髄膜炎のことでしょうか?
MRSAによる髄膜炎の治療期間は通常は14日間です。
持続菌血症や人工異物などがあれば4週間となります。


質問6
・小児科希望ですが母親(保護者)から「抗生剤は?」と強く聞かれると思います。先生ならどうアドバイスされるのでしょうか。
回答
抗菌薬が必要な病態ではないことを丁寧に説明し、抗菌薬のデメリットを伝えることが重要かと思います。


質問7
・老健等の施設でのESBL等の保菌者に対する対応(隔離等)、MASAは隔離不要となっていますがそれと同じでいいのでしょうか。
回答
これは考え方次第といいますか、施設のキャパシティ次第になるかと思います。
MRSAもESBLも接触予防策をする方が感染対策上は望ましいことは理屈の上では明らかですが、老健施設ではコストの問題、人員の問題などでなかなかそうはいかないことが多いと思います。各施設でキャパシティに見合った基準を決めるしかないかと思います。

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