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『家庭医・総合診療医に対する思い』

NO.7

『家庭医・総合診療医に対する思い』

平成27年度 岡山大学 総合内科 安藤 明美 先生

 

今の日本社会は、ご承知の通り世界に類を見ないほどの少子高齢化社会となり、医療介護福祉分野もこれまで通りでは立ち回らなくなってきています。厚労省の発表によりますと、2015年現在、65歳以上の高齢者人口は3.395万人(26.8%)ですが、8年後の2025年には、65歳以上の高齢者人口は3.657万人(30.3%)になると試算されています。さらに国民の意識調査では60%以上の国民が、高齢になった際には「自宅での療養」を望んでいるという結果が出ました。

その一方で、世帯主が65歳以上の単独世帯や夫婦のみの世帯が増加するといわれています。こうした社会背景のなか、国民が望む「医療・介護」を実現するために、地域包括ケアシステムの一員として地域のみなさまに最も身近で乳幼児から高齢者まで家族全員に寄り添う医療を行うことが家庭医・総合診療医の役割の一つといえます。このため今後ますます、その果たす役割は重要になってくるのではないでしょうか。

一言で「家庭医・総合診療医」と言いましても、その形はいろいろあると思います。総合病院で家庭医・総合診療医のマインドを持って働くことも一つの形ですし、個人医院や診療所で診療を行うことも一つの形だと思います。さらに予防医学の分野においても、家庭医・総合診療医のマインドを持つことは大切と考え、このプログラムに参加させていただこうと思いました。

私自身も、まだ明確な答えを持っているわけではないのですが、このプログラムを通じて松下先生をはじめ、高い意識を持って家庭医・総合診療医として「患者中心の医療」を実践していらっしゃる先生方と遠隔テレビ会議を利用しながら、勉強会・カンファレンスへ参加させていただき、そこで体験し、感じたことを生かして進化を続け「自分らしい家庭医・総合診療医」を実現していきたいと思います。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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