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練馬光が丘病院 総合診療ワークショップ「ねりまつり」へ参加して

NO.16

練馬光が丘病院 総合診療ワークショップ「ねりまつり」へ参加して

平成27年度 岡山大学病院 研修医 西村 義人 先生

 
私の臨床研修プログラムはジェネラリスト志向を地で行く流れになっており、4~6月に大学病院総合内科で研修を積んだ後、総合診療科が非常に強力かつ教育的なことで有名な麻生飯塚病院総合診療科で2か月間勤務し今に至っている。
全国的に総合診療科が有名な病院はいくつか挙げられるが、今回訪問した練馬光が丘病院はここ数年で急激に活気づいてきた施設であり、麻生飯塚病院勤務中にもその名前を聞くことはあった。総合診療、医学教育に興味がある私にとっては、今回のワークショップ参加は同院の実情を垣間見てどういう教育を行っているかを知る絶好の機会であった。
当日のプログラムだが、9時から16時過ぎまでランチョンセミナーも含めた7時間の濃密なものであった。簡単に要約すると、医学教育・研修医教育に関するレクチャー、5分間ティーチング(隙間時間を使ったインタラクティブな教育手法)に関する実践演習、ランチョンセミナー、選択プログラム、倫理カンファレンスという5本立てである。

 午前は主に教育関係のセミナー、演習であった。まずは、悩ましい研修医に対してどのように教育をしていくのが良いかをエビデンスに基づき講師の実体験も踏まえて面白く話していくというもの。5分間ティーチングは今年5月に当院でセミナーをしてくださった聖マリアンナの北野先生、練馬光が丘病院の北村先生が展開され、小グループで5分間ティーチングの手法を身に着けていくというもの。大学病院という所で勤務している性質上研修医の下には学生がおり、彼らに対する教育手法や知識は市中病院勤務の研修医に比べて間違いなく重要であると感じていたため、今回のセミナーの内容を是非日常診療に反映させたい。
午後はICU等で必要とされるby systemのカルテ記載法、血算の読み方、エコーガイド下の中心静脈穿刺の3ブースに分かれ各々レクチャー受けた。私が割り当てられたのは血算の読み方であったが、基本的な血液疾患の鑑別を80分使って行うというものでやや間延びした感を受けた。その後の倫理カンファレンスは終末期患者の方針決定に関して考えてみようというもので、私が飯塚病院で診た症例とほとんど同様の内容が議題であり(重度認知症で予後不良の患者にどこまでするか)、社会調整が如何に総合診療医にとって重要かを説くものであった。セミナーの内容は総じて実践的であり、今日から使えそうな手法が多く盛り込まれていた。

全国各地から参加者がおり、学会でお会いした先生と偶然再会するなどの嬉しい偶然もあった。このようなセミナーを紹介していただき、快く参加させていただける現在の環境に感謝すると同時に、今後も積極的に外に出て知識を吸収していこうと思っている。

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