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練馬光が丘病院 総合診療ワークショップ「ねりまつり」へ参加して

NO.18

練馬光が丘病院 総合診療ワークショップ「ねりまつり」へ参加して

平成27年度 岡山大学病院 平岡 知浩 先生

 
2015年9月13日に練馬光が丘病院にて開催されましたねりまつりに参加してきましたので報告いたします。
 会場は病院の地下1階にある大会議室でしたが、まず驚いたのは病院の正面玄関にて先生方が出迎えてくださったことで、大変明るい雰囲気の病院だなと感じました。最初のセッションは明石医療センターの筒泉貴彦先生による「医学教育のテクニック」についてでした。誰かに何かを教える際、世代によって育った環境や境遇が異なるため、基本的な考え方が大きく違う可能性があること、そしてお互いにそのことを意識し歩み寄る必要があることを話されました。その後は実践的なテクニックとして、Feedback、Activity、Individualization、RelevanceのFAIRに則っていくつかのケース提示がありました。このセッションは指導者に対するものでもありながら、指導を受ける側としての在り方も同時に示すものであったと思い、研修医としての過ごし方を考え直すきっかけとなりました。

 次のセッションは聖マリアンナ医科大学の北野夕佳先生による「ベッドサイド5分間ティーチングの実践」でした。これは時間の限られた救急外来を想定し、5分で伝えられる分量の役立つ知識を後輩に伝えることを目的とした時間でした。伝える側、伝えられる側、見学者の3人で1チームとなり、事前資料を基に一度練習した後、各自が用意した内容で実際にティーチングを行いました。伝える内容を相手の理解度に合わせて調節したり、問いかけを増やすことで、教えられる側の印象に残りやすくなることを身をもって体験できました。研修医1年目である私が今教える側になることは少ないですが、今後そういった機会が来ると思うので、その時に確実に活かせる内容で大変勉強になりました。
 お昼休憩にはランチョンセミナーが用意されていました。お腹はすいていたのですが、ステロイドの使い方に関する講義がおもしろすぎて、食べるのを忘れてそちらに集中してしまいました。講義はステロイドに関するよくある誤解から始まり、正しい使い方や副作用のコントロールについて系統だてて教えていただきました。

 午後からは事前に申し込んだ希望に応じて「ICUのby systemでの診療の方法」、「CVカテーテル/PICカテーテル」、「Generalistのための血算の見方」の3グループに分かれて講義がありました。私は血算の講義を選択しており、血小板減少を救急外来でみたら、何を考え、どのように専門家にコンサルトするかという話を聞きました。病気についての講義は学生時代からありますが、研修医としてどのように初期対応し、どの段階で先輩医師につなぐかという講義はあまり行われておらず、ほかの疾患に関してもぜひこういった機会が増えればいいなと感じました。

 今回参加してみて、大学病院での教育体制とは異なる環境で研修をすることも必要だと感じました。私は来年に2か月間研修させていただく予定となっていますが、その間しっかり診療の型を身に付けられるように努力しようと思います。
 最後に、今回このような機会を与えてくださったことに感謝いたします。本当にありがとうございました。

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