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Clinical Physiology of Vital Signs(CPVS)セミナーに参加して

NO.19

Clinical Physiology of Vital Signs(CPVS)セミナーに参加して

平成27年度 岡山大学病院 研修医 為房 宏輔 先生

 
2016年3月20日に岡山大学病院融合棟でCPVSセミナーが開催されたため参加した。
CPVSはClinical Physiology of Vital Signsの略であり、若手医師を対象としたバイタルサインからの臨床診断を目的としたシミュレーショントレーニングである。休日の1日を全て利用して行うトレーニングであり、周囲にも興味のある同期研修医がいなかったため、はじめは参加することに悩んでいたが、救急の当直や普段の研修の中でバイタルサインの把握の仕方が分からず、教科書等を読んでも理解しにくい分野だと感じていたため、参加することを決心した。

 当日参加すると、参加者は自分を含め初期研修医1年目が3人と後期研修医が1人の計4人であった。これはセミナーが開催できる最小人数だったということなので、今考えると開催する事ができて本当に良かったと思う。セミナーは、午前中は講義とシミュレーションを交互にし、午後は全てシミュレーションという実践に重点を置いた内容だった。

 講義の内容は実に分かりやすく、先生の話術もあり、とても刺激的な内容であった。セミナー前にテキストとして『バイタルサインからの臨床診断(羊土社)』の一読を薦められていたため、少し目を通してはいたが、やはり本を読むだけとは違い、より一層理解を深める助けとなった。

 各講義の後は講義内容に合った症例を想定したシミュレーションがあった。講義を受けた直後に行うことで、in-putしたばかりの内容をout-putすることができ、より身につける事ができる実感があった。また、全症例が救急車で運ばれて来た重症例であることを想定した内容であったため、実際のように時間に追われる緊張感の中でバイタルサインを読み解く訓練をすることが出来たのは、普段の勉強では出来ない内容だったと思う。午後からは全てシミュレーションであったため、1日を通して4人で計35台の救急車に対応したという、とてもハードな内容となった。

 今回のセミナーで、バイタルを中心とした考えに初めて触れたが、今回のセミナーに参加していなければ、バイタルについてここまで深く考える機会は無かったと思う。今回の内容は今後の医師人生の糧となってくれると思うため、医療活動に活かせるように活用していきたい。

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