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米国内科学会 日本支部総会 参加の感想

NO.28

米国内科学会 日本支部総会 参加の感想

平成28年度 岡山大学病院 卒後臨床研修センター 初期研修医 原田 洸 先生

 
私はこの度、GIM centerのご支援を賜り、64日、5日に京都で開催された、ACP日本支部総会に参加させて頂きましたのでご報告をさせて頂きます。

ACPとはAmerican College of Physiciansの略であり、米国内科学会を意味します。会員数115千人を擁し、世界80か国に会員を有する国際的な内科学会です。ACP Japan chapterACPの日本支部であり、年に1回、総会が開催されます。私はこの度、その総会に参加させて頂いたという次第です。今回の学会で私がしたことは大きく3つです。

1,英語でのポスター発表 2,Dr's Dilemma というクイズ大会への参加 3,各セッションへの参加

英語でのポスター発表に関してですが、私が学生時代に担当させて頂いた症例をプレゼンテーションしました。学会発表を英語でするのは初めての経験ではありましたが、非常に和やかな雰囲気の中、無事に発表を終えることができました。今後、海外での学会発表をする際の事前練習の場としては最適な環境であると感じましたので、そういったことを計画されている先生方や学生の方にとっては是非ともお勧めしたいと思います。

クイズ大会についてですが、全国各地から10施設が参加し、各チーム2名からなる対抗戦で優勝チーム・準優勝チームのうち3名が次年度にアメリカで開催されるクイズ大会の本戦に参加できる、というものです。今回私は、研修医2年目の西村先生とともに岡山大学病院の代表として参加させて頂きました。結果としては、残念ながらアメリカに行くことはできませんでしたが、唯一の大学病院からの参加という中で活躍することができたように思います。クイズの構成は秀逸で、参加者、観客ともに盛り上がれるような内容となっており、今後自分たちがこのような企画を運営する際には是非取り入れたい部分が多くあり、そういった意味でも実りの多い会になりました。

セッションの参加という点に関しては、2日にわたり、6つのセッションに参加しました。聖路加国際病院の岡田先生や、福井大学病院の林先生など、現在の日本の総合内科領域をリードする有名な先生方による、日常診療のエッセンスを伝授するレクチャーもあれば、今後のGeneralistの役割を考えたり、臨床家が論文を書く意味を考察したりするセッションもあり、内容が多岐に渡るのが特徴です。その他にも、立場に関わらずプレゼンテーションが上手な先生がプレゼンターとして選ばれるため、どのセッションも内容が充実しており、参加者を飽きさせない工夫が随所にされているという特徴があります。

今回の学会の参加を通して、Generalistとは何か?ということを考えさせられる場面が何回かありましたが、「日本におけるGeneralistとは、その場の需要によって日々変わるものである」「全ての医師が教育者であるべきだが、Generalistは特に教育に力を入れる必要がある」といった共通の見解が見えてきました。中でも東京ベイ・浦安市川医療センターの総合内科にいらっしゃる平岡先生は大学病院における「狭間を埋める型」の総合内科と東京ベイのような「全科型」の総合内科の両方の立ち上げを行っており、非常に興味深い講演内容でした。講演終了後もお話をさせて頂く機会があり、このように人生のロールモデルとなる先生と出会えたのも、大きな収穫の1つです。

最後になりましたが、今回このACP日本支部総会の参加に際しご支援を頂きました、片岡教授を始めとしたGIM centerの皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。この度は誠にありがとうございました。

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