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第3回総合内科セミナーに参加して

NO.30

第3回総合内科セミナーに参加して

平成28年度 岡山大学 総合内科 戸川 雄 先生

 

去る72日(土)、第3回目となる総合内科セミナーが岡山大学MUSCATCUBEで開催され、県内外の総勢10)の医療施設から総合診療を展開する先生方が参集され、各施設の活動や魅力をお互いに紹介し合いました。僕はレジデントという立場で、第3回目にして初めて参加させて頂きました。


元来、疾患や患者背景を問わず何でも診るのが医療者の務めのはずですが、大規模な施設になればなるほど超細分化されたスペシャリスト集団が出来上がり、洗練された医療が受けられる反面、各領域の狭間に落ちてしまう患者さんが出たり、上手く橋渡しが出来なかったりするのが実情です。そんなとき、患者さんの全身をマネージメントして、時に生活の中にまで踏み込んでお節介を焼くのが総合診療医の役目です。総合診療医は、診療所をはじめ、総合病院の外来・救急部・集中治療部などに生息しています。こんな素敵な医療者に育て上げてくれる場所が、全国的な有名病院だけでなく、名もない中四国の病院にもたくさんあるようです。僕自身は、初期研修を受けた山口の市中病院と、現在所属している岡山大学病院の内情しか細かなことは知りませんでしたが、中四国の市中病院でも(立地や規模に関わらず)素晴らしい研修が受けられる素地が出来つつあることに、非常に頼もしさを覚えました。これから研修を受ける施設を中四国で考えられている学生や初期研修医の皆さんが羨ましく感じる程です。


夜の懇親会ではアルコールの力も加わり、更に熱い議論が交わされていました。総合診療を行ううえで必要な技能とは?サブスペシャルティは重要なの?退院後の患者さんの生活まで追いかける仕組みづくり等々…。総合診療の現場はまだまだ発展途上ですが、中四国の未来は明るいようです。

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