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共通の志を持って

NO.40

共通の志を持って

平成28年度 岡山大学医学部医学科2年 岩本夏林さん

 

すごい、自分たちと同じようなことを考えて、ここまで実行できている団体があるんだ…! 自分たちもまだまだ頑張れるな!


 長崎大学の「たまごの会」、大阪大学の「大阪どまんなか」、そして我々岡山大学の「地域について学ぶ実践型ゼミ」の三つの団体の交流会で得た思いは、これに尽きる。「たまごの会」も「大阪どまんなか」も、『これを学びたい! だからこれをするんだ!』という思いがしっかりされていて、エネルギッシュで、熱い団体であった。


 普段、我々医学生が受ける講義は、身体・病気に関するものが殆どだ。生理学・生化学・免疫学など、どれも病気を診断し、治療するために学ばなければならない学問である。しかし、講義を受けただけで本当に的確な診断、治療が出来るようになるのだろうか。もっと言えば、患者さんを幸せにすることが出来るのだろうか。


簡便な身体診察の手法、具体的な問診のコツ、更には福祉分野との連携の方法…。講義だけで学ぶには限界があり、でも将来非常に重要になるだろうと思われることはざっと思いつくだけでも沢山ある。どれも、実際に手を動かしてやってみなければ分からない、実際に現地に飛び込んでみなければ分からないものだ。これらを時間に余裕のある学生のうちに学ぼうと思えば、やはり自主的に動くことが必要とされる。


「たまごの会」は地域交流について学ぶため、実際に認知症の家族の会代表の方に直接連絡を取り、お話を伺ったという。「大阪どまんなか」では、現役で医師として働いておられる先生を講師としてお呼びし、毎回ユニークなワークショップで多くの学びを得ている。顧みれば、我々「地域ゼミ」も、実際に島に飛び込み、多くの島の医療福祉を担う方のお話を伺ってきている。底に流れるのは、きっと『より深く、より実践的に医療を学び、より役立つ人材になりたい』という共通の思いだ。


共通の志を持つこの人たちと一緒なら、もっと頑張れる。そんな気持ちにさせてくれた二日間であった。

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