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医療における質的研究のための プロトコルセミナー・ワークショップに参加して

NO.50

医療における質的研究のための プロトコルセミナー・ワークショップに参加して

平成29年度 岡山大学医歯薬学総合研究科 薬科学専攻 松元享平さん

 

医療というのは生物学や生命科学に包括されるのみならず人間科学の側面をもつ幅広い学問分野であるという気持ちが以前から私には常にありました。それにもかかわらず、薬学の分野ではほとんど人間科学的側面の研究がなされていません。私はそのような危機感のなか質的研究の存在を知りました。教育学のバックグラウンドを持つ傍らで、医療系の研究にも造作が深い大谷先生は、きちんとした方法論を学ぶことから質的研究を学ぶ必要があるという主旨の元で量的研究との考え方の違いを対比しながら質的研究の重要性、立ち位置、認識論、歴史、問題点など非常に多岐にわたり詳しく講義してくださいました。 


さらにこのワークショップでは、午後以降、参加者がやってみたい研究テーマに対してグループごとに分かれプロトコルを作成します。参加者同士でディスカッションする中で研究計画を立てるときに起こってくる実際的な問題に対しても、ときに大谷先生の鋭い質問やツッコミに答えながら学ぶことができました。 


大谷先生の講義はときに難解ですが、ユーモアを交えて(ときにユーモアも難解ですが)説明してくださいますので非常に楽しく質的研究について学ぶことができるいい機会となったと思います。

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