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『臨床研究はあなたの人生を変える』に参加して

NO.53

『臨床研究はあなたの人生を変える』に参加して

平成29年度 岡山大学医学部医学科6年 日高 啓介さん

 

「疫学」という学問をご存知でしょうか。「統計学」ではありません。
「臨床研究」とはどのような研究でしょうか。「治験」を指す言葉ではありません。


この度は臨床疫学の第一人者でいらっしゃる福原俊一先生の『臨床研究はあなたの人生を変える』を聴講させていただきました。


自分は一年生の講義で疫学に出会い、三年生のMRIを経て疫学衛生学教室にお世話になっています。将来は日本の臨床研究界において一翼を担うことができればと考えています。そのような中で福原先生が岡山大学にいらっしゃるというGIMセンターからの連絡に、反射的に申し込みをしました。


福原先生は臨床研究と日常臨床は切り離すことのできないものだと仰います。日々の診療から生じる疑問からリサーチ・クエスチョン(RQ)を立て、自らが主導して臨床研究を実施し、その結果を次の診療に還元するといった循環型の臨床業務に携わる医師を「独立した臨床研究者」と呼称されています。自分の将来のあり方として一つの理想形だと感じました。


 今回のお話の内容は多岐にわたり、p値の意味からRQや研究デザインの重要性に及びました。提示されたRQからPECOを考える課題もあり、PECOを立てる上で気をつけねばならない4つのポイントを教えていただきました。


福原先生のフレンドリーな雰囲気と分かりやすい説明で、初学者でも楽しんで学ぶことのできるWSでした。 


臨床研究には仲間が必要不可欠だとも福原先生は仰っていました。研究マインドを持った医療チームで日本の臨床研究を盛り上げていくためにも、学生のうちからこういったWSで仲間と共に学ぶ機会が増えればと思います。ご指導いただいた福原俊一先生と、このような貴重な会を企画して下さった西村義人先生、そしてGIMセンターの皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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