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しくじり診断学3 体験記

NO.69

しくじり診断学3 体験記

平成29年度 岡山大学医学部医学科5年 今村竜太さん

 

先日、和足先生・藤田先生による『しくじり診断学3』が開催され、実はしくじり初参加でしたが参加させていただきました。


  当日の内容としては、まず両先生から診断学のsystem1system2の話、診断エラー学が見直されるようになったきっかけ、診断エラーにつながるバイアスにはどのようなものがあるか、今の自分の精神・身体状態を知ること/メタ認知に関するレクチャーがありました。誰しも調子の波はありますが、思考がクリアでないとき(=non flowな時)こそミスはつきもので、いかに診療パフォーマンスのレベルを保つか、というプロフェッショナリズムの貴重なお話も聴くことができました。その後グループワークとして、参加者が実際に経験・見聞した『しくじり』症例を共有し、先ほどのレクチャーの内容を踏まえ、どのようなバイアスが絡んでいたのかを分析、今後同様のケースへ生かすための一言要約(=クリニカルパール)を作成する作業を行いました。


  個人的に勉強になった点としては、医学生はどうしても臨床経験に乏しく、system1でどうしても想起できないことは臨床推論のPBLでさえも多々あるかと思います。何が典型的なプレゼンテーションなのか、核が定まっていないからです。重要なことは、1症例、1経験を徹底的に振り返ることではないでしょうか。普段学生たちで行なっているPBLのあり方を考える、素晴らしいヒントが得られたような気がします。後輩の人たちにも少しずつ還元できれば良いですね。


  最後に、今回もこのような貴重な学びの機会を与えてくださった両先生方、スタッフの方々に改めて感謝申し上げます。


 

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