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ハワイ大学へsimulation研修に参加して

NO.76

ハワイ大学へsimulation研修に参加して

平成29年度 岡山市立市民病院 初期研修医2年目 寺尾 俊紀先生

 

 今回私は幸運にも岡山大学病院 GIMセンターから声をかけていただきました。そしてハワイ大学へシミュレーション研修をする機会を得ることができ、2018219日から22日までハワイへ飛びました。


 世界有数のシミュレーション教育を行っているハワイ大学では一目見ただけで多くのシミュレーションを行っていることが分かりました。僕たちが受けたコースはResidentコースでしたが、他にも小児コースや外傷コースなどもあるようでした。


 研修1日目は午前中にChief DoctorBenからハワイ大学のこと、アメリカでの医学教育の方法、院内急変でのsafetynetの引き方などを教えていただき、またハワイ大学でも研修したことのある、日本人のDoctorからも講義をいただきました。午後からはチームに分かれていよいよシミュレーションの開始で、僕が組んだのは岡山大学病院の初期研修医1年目の方でしたが、二人で設定された環境でいかに状況判断を行って院内のトラブルや急変などに対応するかを学びました。英語でするのかとドキドキしてましたが、この午後の時間は日本語でよかったので、シミュレーションの入りとしては非常にやりやすかったです。二人で初発の心房細動発作やアナフィラキシーの対応などをいろいろ言いながら行い、上級医からfeedbackをいただきました。


 研修2日目はチームで多くの事象に対応するシミュレーションで、ハワイ大学へ研修へ行った7人で1つのチームを作って臨みました。この時はあらかじめ院内急変・コードブルーの対応について僕たちの病院での例をそれぞれが言い合い、アメリカではRapid Response TeamMedical Emergency Teamなど、組織だった団体が出動するなど教わりました。その後は71チームで団体を組み、症例ごとに取り組みました。最初はみんながシミュレーターに群がってみんなが言い合っていましたが(各々の病院でのコードブルーを再現したような見事なシミュレーションでした笑)、ビデオでとられ、客観的にそれをとらえ、改めて訂正点を指摘され2回目3回目とシミュレーションをおこなうとみるみる各々のふるまい方やチーム内での役割などが分かれていき、最後にはうまく全員が満足いく形で追われたと思います。


 今回の研修では2年目の僕は知識的には新しいものはそれほど多くはありませんでしたが、シミュレーション教育を繰り返し行うことの重要性や、想定できる状況の練習をチームで行っておくことの重要性を見出すことができました。このような機会をくださった岡山大学病院GIMセンターの片岡先生をはじめ、ハワイ大学でのシミュレーションを行ってくださった先生方や引率の万代先生や一緒にシミュレーションを行ってくれた後輩に感謝します。本当にありがとうございました。

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